中学生のHちゃん、合唱コンクールの伴奏を務められクラスを見事金賞に導かれました!おめでとう!
オーディションを自分で練習して選抜され、どのポイントをどうすれば歌を引き出せるか、盛り上げられるかを中心にレッスンしていました。
レッスンは補助みたいなものです。実際学校で弾いたり合わせたりは生徒さん本人が頑張るしかありません。
想定出来得る場面をできるだけシミュレートしたり、心構えなどお伝えしています。
発表会やコンクールは自分のことですが、伴奏は責任が大きいので大変です。もっとこれから弾き込みたいという時期にもう本番でしたがしっかり弾けたのは、Hちゃんの普段の練習や素直な性格、そして集中力を発揮してくれたからだと思います。
幼稚園で仲良しで小学校は別のところに通っている低学年のKちゃんとKちゃんは、偶然レッスン枠が隣り合っています。
ピアノで会えるのもよかったですし、この前ふたりに聞いたのですが、それぞれお話発表でメダルを頂いたこと、お習字で受賞したこと、ふたりともすごい!
おめでとう!と先生も一緒になって喜びました。
ピアノと関係なくても生徒さんの成果はとっても嬉しいので、お聞きしたら紹介しています。
嬉しいことの積み重ねで成長していく子供たちがまぶしいです。
高学年の生徒さんたち、合奏のピアノパートのオーディションがありました。メドレーで3曲とのことなのですが、教室の生徒さんが3名それぞれ別の曲でエントリーされしっかり練習をしてくれました。そしてみなさん合格されました。おめでとう!よくがんばりましたね。
毎日、手首が痛くなってしまうのではという程の回数を弾いてもらった生徒さんたち、もちろん痛くなりそうなら休みながらとは伝えましたが、その感覚をつかむこともまだ難しい年齢です。けれどこなしてくれて自分のスタミナ配分や得意なところをたくさん発見できたと思います。
しばらく体調を整えていた生徒さんもオーディションにしっかり間に合わせ、くっきりとしたリズム感、とっても楽しい仕上がりで弾いてくれました。このノリでたくさんの楽器を支えることを考えるだけでうきうきしてきます。
数あるピアノの技巧の中でも高難度の跳躍が得意な生徒さん、持ち前の鋭さとすばやい打鍵でかっこよくビートを刻み、軽々とテンポよく弾いてくれています。
音色の変化が急成長で柔らかい音も深い音も表現できている生徒さん、メロディと一緒に歌い上げるようなフレーズを伸びやかに奏でてくれ聴く人の心を打つでしょう。
Mちゃん、Yくん、Yちゃん、これからも一緒に磨いていきましょう。
他の小学校の高学年のAちゃんとEちゃんも合奏でピアノを担当します。ふたりで相談しながら工夫して弾いてくれているようで安心です。和音の難しいところがありますが、そこをしっかり覚えてくれたら大丈夫です。とても豪華な仕上がりになると思いますので、本番も壮大に弾いてください。
ご紹介となると受賞や合格のような、イベントで成果ということにどうしてもなってしまいますが、特別なことでなくても、きょうだいに優しくしている生徒さんがたくさんいることも知っていますし、お友だちを気遣う子もいますし、ママやパパのために、とか、自分の為にこんなことしてくれた、とか、本当にみんな日々多くのことを感じ取っていて、素直で優しいなあと思っています。
ピアノも上手になってもらいたい、ピアノで人の為そして特に自分の為に弾けるようになってほしい、たくさん思ってしまいますが、真の願いは優しい大人になってくれることです。音楽を通じて育まれることのひとつにそれがあると思います。
自分に余裕がある子は人を助けたり心を寄せられますし、苦しい時には助けを届けてくれる人がみんなの側にいますように、といつも願っています。
ピアノを弾いて「きれい」と思ったり、好きな音楽へのきもちを実現する楽しさを持てたり、強い気持ちをピアノを弾くことで表現出来たり、瞑想のように集中した練習ですっきりできたり。
毎日そのようなあたたかさに包まれながら、たくさんの大人に認められながら過ごしてほしいなあと思いながらピアノをお教えしています。
ピアノはひとりでメロディも対旋律も合いの手も伴奏もできてリズムも刻めます。ひとりの人として自立するようなイメージもあります。
合唱や合奏を幼稚園保育園からその後の学校でも体験することで、ひとりでは出せない音というものがあること、ひとりひとり全員が必要な存在であること、協力しあうことをたくさん学んで豊かな心になりますように。
いつも送迎やお心遣いを保護者のみなさまに深く感謝いたします。
体調のすぐれない方も無理せず、温かくお過ごしください。