先日コンクールがありました。
難しいコースに4名の生徒さんが出場し、見事全員通過しました!1位の子もいます!
審査も厳しいコースですが、曲自体が難しく神経を張り詰めて弾くようで緊張も凄かったと思います。
みんな本当によく頑張って集中してくれ乗り越えてくれました。
生徒さん達が辛い思いをしていないか、その点を一番大事にしているので、ハラハラと胸が潰れるような思いでしたが(どのコンクールも毎回ですが)、結果を残し次へ向かってくれました!
低学年のYくん、高学年のMちゃん、Eちゃん、中学生のRちゃん、本当におめでとう!!
その強さに感謝でいっぱいです。
発表会は楽しく、そして本選に向けてまたたくさん弾いていきましょうね。

コンクールは2日間ありました。両日ともほぼ最初から最後まで全部聴いたのですが、熱意たっぷりにまるでリサイタルのように弾く高校生がいました。
ふとプログラムで名前を見ると知っている!あの時の子!と記憶がよみがえりました。
その高校生さんが小学生の時、別のコンクールで1位を取りました。すごいなあ、特別な子なのかな?と思っていましたら付き添いの方(保護者?先生?)がわっと声をあげて、「この前落ちてしまって悔しくて悔しくて、たくさん練習してもう一度挑戦したら…!」という話を涙声でしていたその時の子でした。
それからの10年ほど、毎日ピアノを練習してここまでになったのは、そんな経験があったからなのか、手応えを感じてピアノに夢中になったのか、それはわかりませんが、なかなか普通の人には弾くことが出来ないその曲を弾きこなして自分のものにしていて感動でした。

今回出場された皆さんも、たったひとり本番に出る難しさを越えてしっかりと賞を手にしてくれました。
微妙なさじ加減を指先でコントロールするのは、平静心でも難しい事です。しかし練習が自分を助けてくれたという経験になったり、最後は自分しか頼れないというのを深く実感したり、認められた嬉しさや次も頑張ろうとやる気がわいてきたり、いろんな気持ちがあふれたと思います。
ピアノを通して大きく成長してくれる事が何よりも嬉しいです。

2025/07/27(日) 21:44