しばらくレッスンがお休みでしたが、お休み前から「えーっピアノお休み?残念!」という子たちもいて、早くレッスンに行きたいというお声も聞き、お会いするのが楽しみです!
きょうこ先生はGW終わった後ですが、本気で行きたい、どうしても聴きたいコンサートに行ってきました!


ショパンコンクールが昨年開催されていた時、他の何名かの日本人ピアニスト(子供の頃から知っている方など)の演奏を少し聴いていて、何次かは覚えていないのですが、その流れでスケルツォ第3番を弾かれた彼女をたまたま聴いてとても衝撃を受けました。
ピアノは打鍵して鳴らすのでなめらかな表現は難しいのですが音が、メロディが、全部つながっている!!
全ての音の存在が正しい音色で発声している!!
もう驚きました。
とにかく音が綺麗すぎて一瞬で虜に。
そしてファイナル進出され第4位に輝かれました。
(多分ですがミスタッチが取られたり重厚感がもう少しあると、というところが惜しいのかもしれませんがそんなのもう関係ない程素晴らしかったです)
凱旋コンサート、関西では初のソロリサイタルということで、すぐにチケットを取りました。
偶然レッスンがお休みの日でした。
好きなピアニストでも、曲目が気に入らなければなかなか行かないのですが、なんと今回すごいプログラムで、先生がショパンのワルツで一番好きな2番、スケルツォ第3番ももちろん大好きですし、ショパンの曲全てで一番好きなバラード第4番とソナタ第3番!!(バラード第1番も好きのトップ)
舟歌、幻ポロもファンがかなりいるという曲目です。


席は販売日にうっかりして出遅れましたが背後から見下ろせる席で、ここで最高でした。
指も全て見えますし、ハンマーもダンパーの動きも見えるのでペダリングもよくわかります。
初めのプレリュード「雨だれ」
本当に最初の一音から美しすぎて。
指先から雫が滴るようなピアノの音でした。
いつの間にか顔がにこにこになってしまっていたり、涙があふれてきたり。
テクニックももちろんすごく、かつ、一音一音が毛足の長いベルベットで優しくくるんでいるような丁寧さ。
そして音の向き、行きたい方向にぴったりとはまる鮮やかな構成。完璧な解釈です。
音楽的感性やこのタッチは天性のものなのかと思ってしまいます。
拍子の強拍弱拍で、裏拍だからここまで出さないと思っていた音をターンとはっきり打鍵されていたりその表現がこの曲がして欲しかったことなんだ、と思ったり。
このホールで何度もピアノを聴いていますし弾いたこともありますが、こんなに綺麗な音初めてです。
和音を少しずらして立体感を出す時もわざとらしさが全く無く全て自然。
バラード第4番のイントロも、オクターブのソの高音の方をかなり差をつけて出されているのも良かったですし、何せ全部いいのですが、激情のコーダ後のカデンツ、終止のトニック前のドミナント(カデンツ、ドミナント、トニックはバーナムをした生徒さんはみんな聞いたことあります)を溜めて欲しい!と願っていたら溜めてくれ(くれたわけでは無いのですが)本当に感激でした!
ここから独り言ですが、何年か前にサントリーホールブルーローズが受賞者記念演奏会の会場になっていたコンクールで、ここでバラ4を弾きたくて頑張った事があります。
時間制限をオーバーするので、途中勝手に省略したので聴いていた方々は驚いたようですが、最後のドミナントを、先生がするとくどかったとは思いますが溜めてから終止、というのを出来てひとり満喫していた事があります。
講師演奏でもしたかもしれませんが覚えていないです。
友人が「それがしたかったの?」と言ってました。笑
その通りで省略しても最後を弾きたくてこの曲を選んだのでした。
独り言は終わり、ソナタ第3番も、特に第一楽章の第2テーマ(ソナチネをやっている子はソナタ形式の第2テーマの事知っています)が元々美しすぎて、演奏も美しすぎるので頭がボーッとしてしまい、音楽は絵のようにじっと眺めていられないので悲しいな、などと余計な事を考えてしまいました。
アンコールは何と「英雄ポロネーズ」でした。
明るくはじけ、軽やかなのに勇ましい枠組みの、やはりコーダも素晴らしい演奏。
あっという間の2時間でした。
こんな密度の高いメイン級の曲ばかりのプログラムで、この音楽性で、音色で、歴史的なコンサートでした。
帰りにまわりのお客さんたちも音が綺麗、みんな泣いてた、と話していました。
こんな風に見事な演奏は先生はできませんが、それでもこんなに細かく聞けて判断でき楽しめるのはその曲を弾けるからで、ピアノを演奏できるというのはこんな喜びもあると再確認でした。
この感動と学びも軸にみなさんの成長につなげて行きます!